2009年 02月 16日
「あじあわない」という言い方
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「ゆきなり」の話題が続いているので、今日は箸休めにちょっと別の話を。



このところ入試まっさかり。昨日は正解チェックの仕事に駆り出されました。その折に目にした一件です。数日前に実施した国語常識に関する問題の中に、5つの選択肢の中から正しい言い方を選ぶという小問がありました。

 ① …よくあじあわないといけない。
 ② …よくあじああないといけない。
 ③ …よくあじわあないといけない。
 ④ …よくあじわわないといけない。
 ⑤ …よくあじわないといけない。

正解は④の「あじわわない」ですが、解答の集計結果を見ると正答率は意外なほど低く、かえって①の「あじあわない」を選んだ解答数のほうが正解数を上回っています。

「味わう」の語幹は「あじわ」、それに未然形語尾「わ」が続き、その後に「ない」が付くのだから、「あじわわない」が正しい形ですが、これだと「わ」が重なるところに言いにくさがあるためか、「あじあわない」の形を用いる人が多くなってきたのでしょう。

「あじあわない」の形を使った例は、ブログを検索してもけっこうヒットします。上の正答率からすると、やがてはこちらが大勢を占めるようになるかもしれませんね。

本日のトップの画像は、先日の品種名未詳のサクラ。だいぶ開花してきました。おとといの異常な暖かさが後押しをしたのでしょう。
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  *撮影機材:RICOH GR-DIGITALⅡ 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-02-16 08:01 | 言語・文化雑考


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