2009年 02月 25日
オサカナ
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次のコピー画像は、先日フクロウの写真をお送り下さった、札幌在住の佐藤氏から送られて来たもので、地元の夕刊に掲載されたという記事です。



f0073935_10511472.jpgこの主婦の嘆きはそれなりにはわかりますが、はたしてこれは日本語の「再教育」の必要性に関わるようなことがらでしょうか。

この話が逆に、センギョが分からずに、オサカナのことですか、と問い返したというのだったら、それは、音声言語における漢語のわかりにくさという日本語の問題にも関わってきます。しかし、いくら若い世代の魚離れが進んでいるからといって、「お魚売り場」の意味が通じないほど受付嬢の日本語が貧困だとはとても思えません。

重ねて届いた佐藤氏のメールには、「お魚売り場」から受付嬢がイメージしたのは、金魚や熱帯魚を扱うペット売り場のことではなかったか、とありましたが、私もそれが妥当な推理だと思います。

サカナヤと聞けば、あの童謡「かわいい魚屋さん」を連想するほどの世代には、それが通じないなどということは信じがたい話です。しかし振り返ってみれば、スーパーやデパートに取り込まれて、サカナを専門に扱う店そのものが、街の中から次第に姿を消しつつある昨今の状況からすれば、これは無理もない話。国語教育とは次元の異なる問題です。

この話、反面では、そういう店が廃業に追い込まれるに伴って、サカナヤという懐かしい日本語もまた廃語の憂き目をみつつある状況を、われわれに告げているようにも思えます。

2枚の画像のサクラは品種の異なるものですが、後の方はなんでしょうね。花弁が小さくて可愛らしいものです。
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 *撮影機材:RICOH GR-DIGITALⅡ 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-02-25 08:07 | 言語・文化雑考


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