2009年 03月 14日
嫌いなことば
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嫌いと言っても、ことばそのものに罪があるわけではありません。
嫌いなのは、それを使う人の、ことばに対する無神経ぶりにあります。



粛々」ということばが嫌いです。

もうずいぶん前のこと、朝日新聞連載の大岡信のコラム「折々のうた」に、次の短歌が採り上げられたことがありました。

 政治家の好むしゅくしゅく不思議なる語感はついにわれの埒外   玉井清弘

まさに我が意を得たり、の感を深くしました。

歌人の嫌悪の情はシュクシュクという語感にまでも及ぶ、そういう感覚の有無が、このうさんくさい一件を嫌うか好むかの分かれ道になるのでしょうね。

口の曲がった方々はお気に入りでしょうが、歌人同様私にもこれは「埒外」のことば。口が曲がっても使いたくはありません。

*撮影機材:RICOH GR-DIGITALⅡ 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-03-14 07:27 | 身辺雑記


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