2009年 08月 17日
古い看板から(1)
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上の画像は、郷里のいわき市在住の級友Nさんが送ってくださったものです。



ここに見える「おもちゃのモリシタ」というのは、もと市内の目抜き通りにあった玩具店のことで、そこは別の級友の実家だったところです。

とうの昔になくなったその店の古い看板を郊外で見かけた、ということがNさんのメールに書かれてあったので、またそこを通ることがあったら、懐かしいのでぜひ写真に撮っておいてほしいとお願いしてあったのですが、Nさんはそのことを忘れずに、メールに添付して数日前に送ってくださったという次第です。

もう1枚添えてあった、その大写し画像を次に示します。
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昔の看板の文字量の多さにまず驚かされます。今だったら、絵がまったくないおもちゃ屋の看板など、見向きもされないでしょうね。

1段目の「羽魔弓」は「破魔弓」とすべきものですが、その左の「羽子板」の「羽」に引かれて誤ったものでしょう。

3段目には「団体徽章」とあります。「徽章(キショウ)」というのは、バッジを指す漢語。現代ではすっかりこの外来語に取って替わられて、一般社会ではほとんど死語に近いものになっています。

ちなみに、国語審議会が1956年7月5日に発表した「同音の漢字による書きかえ」という報告書には、当用漢字にない難しい字を用いる熟語のうち、もともとは意味の異なる同音字を用いて書き換えを行う例の一つとしてこの語を挙げ、「徽章」の代わりに「記章」を用いる、という方針が示されています。 (この項続く)
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-08-17 07:40 | 言語・文化雑考


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