2009年 09月 02日
「一家言」ということば (1)
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昨日、夕刊を読みながらテレビの音声を聞いていると、誰かの使った「いちかごん」ということばが耳に飛び込んできました。



ははぁ、この方(ただし、もうすぐ宰相の座を去る"あの方"のことではありませんよ、念のため)は「一家言(いっかげん)」を誤ってこう覚えていたのだな、そう思って聞いていたのですが、いささか気になるところがあるので、後でネット検索をかけてみました。

こういう場合に「一家言」で検索してみても、その読み方に関する情報にはほとんど手が届きませんが、それでも「言葉の誤用」というブログが、この語の表記について「誤読による誤変換からか『一過言』といった誤字も見受ける」と言及しているのに目が留まりました。

この記事を参考に「一過言」で検索してみると、確かに次のような使用例が掃いて捨てるほど見つかります。

・ オトコの料理って一過言ありすぎる。だからこそ女性の感覚と男性のこだわりを融合させたほうがいいのさ。

・ 男性も、出産・育児・新生活、それぞれについて一過言持つべきです。そして、その一過言がパートナー・フォローを中心としたポリシーであれば、Bonダーリンとしてはベストだと思います。

・ そんな、バッグには一過言あるAさんに、CIELO E MAREのバッグについて聞いてみました。

ここに見る「一過言」という表記は、上記のブログ記事にも指摘があるように、書き手がこの言葉を「いちかごん」あるいは「いっかごん」の形で覚えていた結果生じた変換ミスと考えることができます。つまり、このような誤った読みによる仮名入力に対して、ワープロソフトの仮名漢字変換システムは、【いち ⇒ 一/かごん ⇒ 過言】ないしは【いっか ⇒ 一過/ごん ⇒ 言】のような分析と漢字変換によって応えるはずだからです。

昨日私がテレビ番組で耳にしたのは、それが音声言語として使用された、まことに貴重な(笑)言語データであったということが分かりました。 (この項続く)

今日の一枚目は以前にもアップしたことのある「酔芙蓉」の画像です。これも昨夕のテレビに視聴者の投稿した画像が紹介されていて、この花は白から赤に色を変えるためにこの名で呼ばれることを知りました。

今朝は久しぶりに携行した"名刺代わり"の絶大な効果により、仔猫たちはカメラの適正撮影位置まで近付いて来てくれました。ほんとは仔猫は6匹いるはずなのですが、1匹だけ写っていません。その一枚をご披露します。
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*撮影機材:RICOH GR-DIGITALⅡ 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-09-02 06:16 | 言語・文化雑考


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