2009年 09月 05日
「言語道断」ということば (2)
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現代の「言語道断」に伝わるゴンゴという呉音読みは、江戸時代までは二字漢語として用いる場合の「言語」にも残っていました。『日葡辞書』(1603)には次のような一項があります。(『邦訳日葡辞書』<岩波書店>による)



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ところが同じ辞書の別の項にはまた次のようにもあります。
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これによれば、当時の「言語」には、ゴンゴとは別にゲンギョの読みもあったことが知られます。

後の例のように「語」をギョと読むのは、呉音のゴに対する漢音読みにあたるものです。現代の常用漢字表にはこの読みが載っていませんが、これと同韻字の「御」にはゴ・ギョの両音が存在することに対比させてみれば、これがもう一つの読みにあたることが知られます。

ここに見るように「言語」にはかつて、ゴンゴ・ゲンギョの二とおりの読みが併存していました。では、現在われわれが使用しているゲンゴという読みは、いったいどういう素性のものなのでしょうか。 (この項続く)

ここ数日、仔猫連の姿を見かけなかったので、どうしたことかと少々気掛かりだったのですが、今日は元気な姿を見せてくれました。警戒距離内に踏み込まずに彼らの姿をカメラに収めるには、なんといってもズームレンズが必須の道具です。今朝のその成果をお目にかけましょう。
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  *撮影機材:PENTAX K-7 +SIGMA17-70mm f2.8-4.5 DC MACRO
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by YOSHIO_HAYASHI | 2009-09-05 06:41 | 言語・文化雑考


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