2006年 09月 11日
四酔会連句興行録(2006.09)
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昨日、国分寺労政会館の和室で、前回と同じ連衆による連句会を開きました。
そこで巻き上がった歌仙の表六句を披露します。



   四吟歌仙「若冲の虎」表六句

 発句 若冲の虎の鬚吹く秋の風        宗海
 脇    石榴かつぱと立待の月        無耶
 第三 小鳥くるジャズの漏れくる軒の端に   丁那
      機械油の匂ふ親方           健悟
     こんにやくの煮〆の味のもうひとつ    耶
      壺に逃げ込む茶翅ごきぶり        海

それぞれが手製の料理や酒肴を持ち込み、それを賞味しながら連句を巻き進めました。

終盤、名残裏にさしかかる頃に定刻となったので、今度は北口の居酒屋「案山子」に座を移してめでたく歌仙一巻が満尾しました。

さらに興趣は尽きず、式目にはとらわれない「表合(おもてあわせ)」八句を付け進めながら、囲炉裏のある板敷きの座で談笑の時を過ごしました。

   表合八句「猫の耳」

 猫の耳に案山子の詩をささやけり    無耶
  軽飛行機ではこぶ秋薔薇        健悟
 長屋門薄の波が招き来て         宗海
  手水に映る月を褒められ        丁那
 姫を乗せ砂山を引く箱車           悟
  ダリの美神が焼餅をやく          耶
 緑青の屋根がはばかる千住道       海
  雨を両手でうける乞食            悟

3・4枚目の写真は、恒例の健悟さんによる即興作品。ピクルスと葡萄の枝の交配によって生まれた珍獣は、学名をミノタウルス・ムツゴロウスといいます。
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*撮影機材:RICOH GR-DIGITAL 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2006-09-11 12:13 | 身辺雑記


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