2006年 10月 14日
今朝の散歩道から #10
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韓国関連の記事がだいぶ続いていたので、このタイトルで書くのは久しぶりです。



今朝も3時に起きて、ひと仕事終えてから朝の散歩に出ました。
肩にはカメラ、ポケットには猫たちにあげる名刺代わりの"食べる煮干し"を忍ばせています。

勝手に猫小路と名付けた住宅地前の道にさしかかると、今朝も顔なじみの猫たちがたむろしています。さっそく名刺を配って数枚撮らせてもらいました。
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すると、そこに3人の少年が現れました。撮ってもいいかい、と声を掛けたら、はい、という素直な声が返ってきたので、さっそく猫を入れて数ショット。
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彼らに名刺代わりを見せて、これ、知ってる? と尋ねると、うん、サラダに入れて食べる、と言います。育ち盛りに対する母親の心くばりなのでしょう。

二言三言、ことばを交わすうちに、以前にも近くの朝の原っぱで遊んでいる彼らを見かけたことを思い出しました。

その原っぱは私有地のようでしたが、所有者の好意で半分は児童公園として市に委託され、残る半分は雑草の生い茂るに任せて、子どもたちの恰好の遊び場となっていました。

そこにひと月ほど前、事情により公園を閉鎖するむねの公示文が掲げられ、つい先日、それが実行されて、滑り台からベンチまですべてパワーショベルで撤去され、無惨な姿をさらすことになったのです。いずれ小綺麗なマンションなんぞが建つのでしょう。
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少年たちは馴染みの居場所がなくなり、所在なさに猫小路まで足を伸ばすことになったのです。

現代の少年たちは、原っぱで遊んだことが楽しい思い出になる年齢を迎える前に、その大事な場所が目の前からたちまち奪われてしまうのですね。

こういうことは日本の至る所で起きている、格別珍しくもない事柄なのでしょう。今さら嘆いてもどうなることでもありませんが、彼らがひどく気の毒に思われてなりませんでした。

「美しい国」などという世迷い言が、ひときわ空疎なものに感じられる朝でした。

 *撮影機材:R-D1+NOCTILUX-M50mm f1.0 (2nd generation)
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by YOSHIO_HAYASHI | 2006-10-14 07:59 | 身辺雑記


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