2006年 12月 21日
四酔会連句興行録(2006.12)
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12月18日(月)に標題の座の納会と忘年会がありました。



師走とあって会場の予約取りにひと苦労。やっとのことで、平日の国分寺労政会館3階和室を確保することが叶いました。

連衆は下記の3名。常連の丁那さんは他の予定があり、昼の席は欠席されたために、この会ではあまり例のない三吟歌仙の興行と相成りました。

例によって銘々の持参した酒肴を賞味しながら巻き進めたのですが、どう取り外したか満尾に至らず、後半は控え帳の文字が蚯蚓(みみず)ののたくったごとき趣を呈するに至り、自らの文字の判読にも苦しむ有様。満尾まであと4句というところで、文字が途切れています。

夜の席は、すでに9月の会の折に一度使ったことのある北口の酒亭「案山子」。予約時にはカウンター席しか空いていないということだったのが、取り消しがあったらしく、うまい具合に囲炉裏の席を占有することが叶いました。別の会を済ませた丁那さんも後から駆けつけてくださり、上乗の忘年会となりました。

昼の席で巻かれた作品、その前半部だけをご披露いたします。

     三吟歌仙『冬晴るる』の巻
                 膝送り 無耶 健悟 宗海

  発句  冬晴るる秩父連山立ち上がる     無耶
  脇     年深くして集ふ風の座        健悟
  第三  尾白鷲広き翼や畳むらん        宗海
        浜仕事する人の姿見よ          耶  *姿…なり
       釜の湯のぐわらりと動く月影に      悟 /月
        孫がひよろりと鳴らすひよんの実   海
ウ     手習のなぞり直しの冷まじく        耶
        揚げまんといふ噂かしまし        悟
       合コンの彼があたしのタイプなの     海
        空気男は空気読めない          耶
       煮え過ぎた素麺がある昼下り        悟
        旱の糊の乾く眉月             海 /月 *旱…ひでり
       安南の僧院に聴く鈴の音          耶
        刺客の夢の途切れとぎれに       悟
       塹壕に蝶たはむるる初年兵         海
        ポテトケーキにバターうららか      耶
       先生の髭重くなる花の冷え         悟 /花
        猫も杓子も茣蓙の野遊び         海
                  於 国分寺老成亭     起首 2006.12.18

写真3・4枚目は、恒例と化した健悟さんによる俄(にわか)人形展。こたびは焼栗が主役に選ばれました。
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  *撮影機材:RICOH GR-DIGITAL 28mm f2.4
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by YOSHIO_HAYASHI | 2006-12-21 04:36 | 身辺雑記


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