2007年 03月 18日
なんでボケなんて名前なんでしょう (その1)
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今回のタイトルは、kokichi50 さんの 3月13日付けmixi日記のコメントにあった文言をそのまま頂戴しました。無断転用ごめんなさい m(_"_)m



たしかにボケって、変な名前ですよね。
ところでこの名称は、もともとの日本語(やまとことば・和語)でしょうか。

ボケのように濁音で始まる語は、ビシビシとかグラグラなどのようなオノマトペ(擬音語・擬態語)の類や、ボサツ(菩薩)やバラモン(婆羅門)などのような外来のことばを除けば、日本に古くからあったやまとことばには存在しません。

とは言っても、ベニ(紅)とかブチ(斑)なんかは、けっこう古くから使われていますから、こういうのはどうなんだという疑念が湧いてきますが、このような濁音で始まるやまとことばも、古くは語頭が清音だったのが、後になんらかの理由で濁音に変わったと考えるのがよさそうです。

こういう点から眺めてみれば、ボケもまたそんなに古くからある名前ではないはずだということになりますね。

ところで、ボケは漢字で「木瓜」と書きますね。
その音読みはモクケ(呉音読み)、あるいはボククヮ(漢音読み)です。
ボケという発音は、これらの音に似ていませんか。

そう、ボケというのは、もとをただせば、中国から日本に渡来したことば(漢語)から転じたものだったのです。

ということは、ボケ自体も古くから日本にあった植物ではなくて、中国から伝えられたものだということになりますね(このことは植物図鑑にも明記されています)。

ところで、上記の「呉音」というのは、仏教が伝来した6世紀のころに、百済を経由して日本に入ってきた中国南部の発音、「漢音」というのは、平安時代、中国に派遣された遣唐使が伝えた、当時の都長安の発音に基づく漢字の読み方を指す名称です。

そうすると、ボケはそのどちらから転じたものか、という疑問が生じますね。(この項続く)

今日の画像は話題にふさわしく、ボケに始まり、ボケで終わっています。
ピントにもかなりのボケが入っていますが、間にはにゃんこの写真もぬかりなくツッコんでおきました(^^
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  *撮影機材:R-D1+NOCTILUX-M50mm f1.0(2nd generation)
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by YOSHIO_HAYASHI | 2007-03-18 05:41 | 言語・文化雑考


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