2007年 10月 14日
「りっぱ(立派)」 (その1)
f0073935_12504117.jpg
「りっぱ」は、一般には、すぐれていることや見事なさまを表すのに用いられる言葉です。



この語は、《ひとつの派を立てる》の意を表す漢語「立派」から出たとされていますが、《自説の正しさを主張して他説を打ち破る》意の仏教語「立破(りゅうは・りっぱ)」を出自と見る説もあり、その漢字表記を含めた語源については、まだよく分からないところがあるようです。

『日本国語大辞典』(第二版)は、この語の古い用例として、延宝三年(1675)の年記を持つ『談林十百韻(だんりんとっぴゃくいん)』に収める付合の「りつはに見ゆる萩垣の露」を挙げているので、江戸初期ごろから使われ出した、歴史的には比較的新しい言葉のように思われます。

なお、この例を含めて、上掲の辞典に載録されている早い時期の例は、すべて仮名書きである点が注意されます。これは、はじめから「立派」という漢字表記が用いられていたわけではないことを示すものと解するのがよさそうです。

ところで先日、大学院留学生から、「りっぱ」が次のように用いられるのはなぜかという質問を受けました。

 これはりっぱな犯罪だ。

このような「りっぱ」は《すぐれている・見事だ》の意を表すものではありませんから、外国の日本語学習者が疑問を抱くのはもっともなことです。

みなさんが外国の方からこんな質問を受けたら、どのように答えますか。

けさは、城尾一家をはじめ、常連にゃんこ連が顔を揃えて出迎えてくれました。
しばらく見ない間に、寅絵・寅美の両仔猫たちは、"りっぱな"一人前の顔立になっていました。
もうこれなら心配ないでしょう。
f0073935_12511291.jpg
f0073935_12513693.jpg
f0073935_12514630.jpg
f0073935_12515995.jpg
f0073935_12521413.jpg
f0073935_12522521.jpg

  *撮影機材:R-D1+NOCTILUX-M50mm f1.0(2nd generation)
[PR]

by YOSHIO_HAYASHI | 2007-10-14 12:52 | 言語・文化雑考


<< 「りっぱ(立派)」 (その2)      福井公演のウエブアルバム >>