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2008年 07月 02日
半夏生
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 竹の子に笠着せやらん半夏生      寥太

昨日(7月1日)は、二十四節気七十二候の一つ、「半夏生(はんげしょう)」にあたる日でした。この名は、「半夏」の漢名を持つ薬草カラスビシャク(烏柄杓)が、この時期に生えるところに由来するとされています。



ところでこれとは別に、カタシログサ(片白草)の別名を持つ草も「半夏生草」と呼ばれます。最初の画像がそれで、たまたま今朝の散歩の途中で見かけました。

「半夏生」のころに葉が白くなるところから、その時候の名を取って名付けられたとも、葉が半分ほど白くなるところが、おしろいを塗って化粧を半分しかけたように見えるところから、「半化粧」の名で呼ばれたとも言われていますが、どちらが先なのかは定かでありません。

それはさておき、
 半夏【植物名】 → 半夏生【時候名】 → 半夏生草【別の植物名】
と、名前が二転三転しているところには、別の面白さがありますね。

二枚目のにゃんこは、城尾ファミリーに新しく加わったちび公。八字眉のような毛が頭にあるところがご愛敬です。
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  *撮影機材:R-D1+NOCTILUX-M50mm f1.0(2nd generation)

by YOSHIO_HAYASHI | 2008-07-02 06:46 | 言語・文化雑考


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