2008年 07月 21日
花の名前 -アジサイ(3)-
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昨日引用したように、『万葉集』巻二十に収める橘諸兄の短歌と詞書には、アジサイに「安治佐爲」「味狭藍」両様の表記が見えます。



前者の「安治佐爲」は、「あ・ぢ・さ・ゐ」のそれぞれの音節に相当する字音を持つ漢字を当てたもの。個々の字は音を表しているだけで、語の意味とは無関係です。このように用いられた漢字は「音仮名」と呼ばれます。

一方、後者の「味狭藍」は、この花の名を「あぢ・さ・ゐ」と3要素に分解し、それぞれの構成要素に「あぢ」→「味」、「さ」→「狭」、「(あ)ゐ」→「藍」というぐあいに同訓字を当てたもの。こちらは「訓仮名」と呼ばれます。訓仮名は、場合によっては漢字の意味が生かされていることもあります。なおこの例における漢字の意味との関係については、後に触れることになるはずです。

ところで後者の表記については、「さ・ゐ」にあたる部分を、「さ」と「あゐ」の訓仮名を組み合わせて表している点が注意されます。なぜこのようなことが行われたのでしょうか。 (この項続く)

今朝は気分を換えて中望遠90m/mレンズを引っぱり出し、いつもの50m/mとさし換えて散歩に出ました。しかし遠距離ならばともかく、近距離でにゃんこを狙うのはかえって難しい。ついいつもの距離感でピントを合わせてからファインダーを覗くと、画面に収まりきれていないので、もう一度やりなおしという始末。レンジファインダーカメラの泣き所です。

そんな次第で、本日の画像は、どうもあまり意に満たないものが多くなってしまいました。
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  *撮影機材:R-D1+Travenar 90mm f2.8
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by YOSHIO_HAYASHI | 2008-07-21 07:10 | 言語・文化雑考


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