2008年 11月 23日
「おいさき短い」ということば (1)
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今回もまた、最近耳にしたことばの話題から始めます。



これも先日のこと、テレビニュースの中で「あとさき短い身の上」という表現を耳にしました。

ははぁん、これは「おいさき短い」のつもりで使っているのだな、そう思って、早速ネット検索をかけてみると、案の定、これと同じ使用例が少なからず網にかかりました。次に挙げるのは、そのほんの一例です。

1)その事務所の方は「入院している男性は、後先短いだろうから、待って下さったら空きますよ」って、その方の部屋を見せてくれました。 (中略) 後先短いから」って、普通そんなこと言う?

2)ある程度、疲れたなあ~と思わせるのが結果的には良い思い出になるのではないかと・・・。後先短いし、この年齢なら普段疲れることはしないで新鮮味を欠く生活してるだろうし。

3)まあ、後先短い中年男性の戯言と笑い飛ばしてもらえれば幸いです!www

4)錆も無くきれいです!(新品なので) 
 古い方は虫食いも有って研磨しても後先短いですね。


上記の用例のうち、1と2は老齢者について用いたものですが、3では「中年男性」について使用している点が注意されます。

また、最後の例は、老朽化した自動車部品を新品と比較した画像のコメントの中で使われたもの。この表現がこんな風に用法をひろげつつある点に興味深いものがあります。

それはともあれ、この表現が、若い世代ばかりでなく中年層にまでも浸透していたことに気付き、改めて驚かされました。 (この項続く)
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*撮影機材:R-D1+NOKTON classic40mm f1.4 (S・C)
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by YOSHIO_HAYASHI | 2008-11-23 08:37 | 言語・文化雑考


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