2006年 04月 09日
画像データのファイルを探してみたらすぐに見つかったので、ついでにUPしておきます。 撮影日は4月17日。今年の満開の時期は去年より10日ほど早かったことがわかります。 昨日「しだれ(枝垂)」の原稿を一応書き終えました。「一応」というのは、いつも書き上げた後、一晩寝かせて熟成させることにしているから。今朝はその仕上げにかかっているところです。 毎号1回読み切りを原則としていますが、今回はそれでは済まず、2回以上続けることにしました。何回続くかは、書き終えてからでないとわからない^^ 書きながら、前回のヤマナカ君へのコメントの中で、「当て字」という用語の使い方がいささかピンぼけだったことを反省しました。 例えば「ヤキトリをたらふく食べた」の「たらふく」を「鱈腹」と書くようなのが、"純正"の当て字。 この表記は、副詞「たらふく」を「たら/ふく」と分析し、二つの要素に、それぞれと同じ訓と音を持つ「鱈」と「腹」を当てたもの。漢字の字義は、この副詞の語義とは*直接的には無関係です。 こういうのに比べると、「枝垂」の漢字表記は、「しだれ」の語義と無関係ではありません。それどころか、「垂」は「しだれ」の語義を正確に表しています。 問題は「枝」にありますが、これだって「鱈腹」に比べりゃぁ、メぢゃない/\^^ 「枝垂」は、当て字と正訓字の境界ぎりぎりのところにいます。 「当て字」という用語には、広狭の段階があることに注意しなければなりません。 *(補注) はじめ「まったく」としたのを「直接的には」と改めました。 「たらふく」が満腹状態を表すことから、獲物を飲み込んでふくれたタラの腹への連想が働いた結果この漢字表記が選ばれた、というような事情があったとすると、「まったく」では言い過ぎになります。(2006.04.10追記) *撮影機材:R-D1+COLOR-HELIAR MC 75mm f2.5
by YOSHIO_HAYASHI
| 2006-04-09 05:24
| 言語・文化雑考
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