2007年 01月 24日
昨日吉祥寺の街と井の頭公園を散策した折に撮った画像の幾枚かをご披露します。 公園の池には、とりどりの水鳥たちが浮かび、旅立ちの日に備えて羽を休めていました。 冒頭の拙句は、上掲の画像処理の間にふと浮かんだもの。 「いをかひ」は、音数律に合わせるべく、漢語の「魚卵(ぎょらん)」を「いを(魚)」+「かひ(卵)」と分析した自家製のやまとことばで、辞書にはありません。「シャボン玉」が三春の季語です。 《卵》を指す古語「かひ」は「かひご」の形でも用いられます。 なお、江戸初期以降、これに代わって現行の「たまご」が用いられるようになったことについては、拙著『やまとことばワンポイントレッスン』(リヨン社)の「『かひご(卵)』と『たまご』」(P.90)の項をご参照ください。 ちなみに、コリア語の《卵》は"알(アル)”ですが、これを上掲句に用いた古語動詞「ある(生)」(下二段)と関係づける説があります。確かに二つの語形はとてもよく似ていますが、"他人の空似"ということもあり、こういう語源説については証明の仕様がありません。 魚卵の話をしたら、それをスープの主材とした알탕(アルタン)の味を思い出しました。辛いけれども美味です。あ~、アルが食いたくなったぞ(おやじギャグですんまっせん^^; *撮影機材:R-D1+NOCTILUX-M50mm f1.0(2nd generation)
by YOSHIO_HAYASHI
| 2007-01-24 07:00
| 身辺雑記
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