2007年 06月 07日
昼は、ホテルをチェックアウトした後、かねての目算どおり、ソウル~東京友情ウォークを完歩されたOさんの店を訪れ、ご亭主の握った寿司を賞味しながら、その折の体験談の数々をお聞きしました。ソウルから東京までの旅の間には、ほぼ毎日のように、旅の記録として自宅宛に葉書を投函されたそうな。さぞかしさまざまの出来事が綴られていることでしょうね。 旅先で受けた人々の暖かいもてなしの心が、何よりも嬉しかったとのこと。私自身も同じような体験を持つ身なので、いたく共感しながらお話を拝聴しました。 ついでにまだお尋ねしていなかったお年を尋ねたところ、私よりも2歳上で、しかも同じ高校の先輩にあたることが判明し、改めてOさんの壮健ぶりに感じ入った次第です。 ところで、昨日のコメント欄に hisako-baaba さんからお尋ねのあった、「廿三夜」関連の画像を本日のトップに掲げました。 「廿三夜」というのは、かつて月待ち行事が行われた陰暦二十三日の夜を指す名称です。 この晩は下弦の月が真夜中に昇ってくるので、講を結んだ人たちが集まって念仏を唱えたり、飲食をしたりしながら月の出を待つという行事が催され、それを「廿三夜講」と称します。 今でも地方に行くと、路傍などに「廿三夜」の文字を刻んだ石塔を見かけることがあります。それが行われた場所を示すものですが、昨日の画像にあったのは、別の石塔と一緒にそれを寺の境内に移転させたものと思われます。 私の子供時分には、本日のトップ画面に写っている神社を「三夜さま」と略称し、境内に建てられていた芝居小屋を「三夜劇場」と呼んでいました。 昨日の昼前に市内を散策中、はからずもその近くを通ったので、まだあるかなと思ってそこを尋ねてみると、往時と変わらぬ姿の神社があり、映画館に変わったかつての劇場も健在であるのを確かめることができて、なんだか嬉しくなりました。 そのような古い姿を留めるものが残る反面、駅前は再開発事業が着々と進行しており、この秋には6階建ての総合ビル「ラトブ」がオープンすることを知りました。これが地元の活性化に結び付けばよいのですが、さてどうでしょうか。 *撮影機材:RICOH GR-DIGITAL 28mm f2.4
by YOSHIO_HAYASHI
| 2007-06-07 06:12
| 旅行
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