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2008年 05月 11日
トルコ周遊録(06) -カッパドキア(その1)-
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三日目はホテルを07時に出発、国内航空TK-260機に搭乗して、イスタンブール南東方向の都市カイセリまで空の旅。着後は専用バスで西に方向を転じ、カッパドキアを目指します。



途中、往時の隊商宿(写真3枚目)に立ち寄り、そこから少し離れた洞窟の中に造られたレストランで生演奏を聞きながら昼食。その後、奇岩がそこかしこに並び立つ地帯と洞窟教会、さらにその先の、侵略者の目を逃れるために地下に迷路を張り巡らして造られた、カイマクル地下都市遺跡などを見学しました。

なんといっても、キノコを思わせる奇岩が並び立つこの浸食地の風景は、旅人の目を驚かすに十分です。そういえば、今度の旅の間、二巻同時並行して興行された連句の付合(つけあい)の中に、この場景に触発されて詠まれた次のような「四句目」がありました。

 第三  ガラタ橋釣人息をひそめつつ   想樹
   四    きのこ狩には無理な岩山    飛炉
    (「時差しばし」の巻より)

確かに、いくら地形が似ているからといっても、それは無理でしょうね(笑)

この連句興行の次第は、「専修大学人文科学研究所月報」の「トルコ総合研究特集号」(2008年7月号)に掲載する予定です。その原稿は、遅筆の私には珍しく、ほとんど出来上がりました。連句でも何にでも、必要なのは勢いというものですね。
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  *撮影機材:R-D1+NOKTON classic40mm f1.4 (S・C) (1・6・10枚目)
         RICOH GR-DIGITAL 28mm f2.4 (上記以外)

by YOSHIO_HAYASHI | 2008-05-11 05:10 | 旅行


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